ピロピロ国家を作って貨幣の仕組みを考えてみよう♪
「学者が見落としたお金の仕組み」を読んで,その内容を家族や友人に伝えようとした人が,どうも腑に落ちない顔をされたと投稿がありました。そこで,こういう問題を出してみてほしいと思います。
3人の人に同時に話をする場合。
「私と皆さんでピロピロ国家を作ったと仮定しましょうか。私は銀行役をやります。この国家の通貨はピロピロとします。最初私は100ピロピロを持っているとします。そして皆さんは通貨ピロピロを全く持っていません」
そして次の問いを出します。
(1)私は皆さんそれぞれに100ピロピロ,合計300ピロピロを融資することができるか?
結論→できる
ここで信用創造の説明ができます。
次にこの質問をしてみてください。
(2)金利を10%とします。皆さんそれぞれは1年後までに110ピロピロを私に返済する義務があります。合計で300ピロピロしかないのに,どうやって330ピロピロを私に返すことができるか説明してみてください。日本の現実ができているので,できるというのが結論。じゃあどうやって返済するか,考えてみてください。
この解答は,「学者が見落としたお金の仕組み」の最終章の応用になります。これを理解していれば解答は簡単です。
そしてこの問いが,貨幣とは何か,あるいは我々はとんでもない勘違いをしてきたのではないか?と気づき始めることになります。是非やってみてください。
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