高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

素人教員と素人役所職員のおかげで日本経済は世界に負ける

 小中学校・高校の教員は教育については素人ではないが、社会人としては素人です。その証拠にほとんどの学校教員は大学を出た後、民間での社会経験を積むことなく、教員として採用されています。果たして民間での社会経験がほぼない人の教育を受けて、いい社会人が育つでしょうか。また、役所の教員を指導する部署の人間で、果たして教職経験者がどれだけいるかです。もしほとんどいないとするなら、教育現場を改善できるわけがありません。ひょっとして校長OBを教育長とするような教育委員会を設置しているので問題ないとでも思っているのでしょうか。

 私に言わせれば、そんな組織の委員に払う税金は無駄です。時代は常に変化し続けています。校長OBのご老体がその変化に対応できるかといえば、ほとんどの場合難しいでしょう。民間人を委員に採用していてもだめでしょう。社会人としては優秀でも、教育については素人だからです。

 ではどうすればいいか。まず、役所の担当者は最低10年教壇に立つべきです。また、教員候補者は民間での社会経験を最低10年積むべきです。そして、教員が校長や教育長にビビッて何もできないような状況を改善し、教員と役所担当者が協力して現場を改善していくシステムが必要です。これをやらなければ今後大した社会人は育たず、日本経済は世界に負けていきます。

 かつての私もテストで結果を出せば評価されるというシステムの中にいたわけですが、いざ社会人になったら死ぬほど苦労しました。評価の基準はそのようなものとはかけ離れているかです。社会人として最も重要だと言われるのがコミュニケーション能力ですが、それを養う訓練は学校ではやってくれなかったし、私の場合はそのような能力が必要だということも知らなかったので、自分で養おうとも思わなかったのです。教師側も民間での社会経験がないので教えようがなく、どうしようもがないのが今の日本の教育システムです。

 このような状況ですから、若者に引きこもり、ニート、犯罪者が増え続け、日本は世界に負けていくのです。引きこもり、ニート、犯罪者の幼少期、学生時代を見てください。ほとんどが親や教師から正しい教育を受けそこなっているのです。

 ところで、教員をどのように評価するかということもよく話題になります。海外では指導能力がない教員は首になるような評価制度もあるようですが、そういうシステムは日本には向かないでしょう。そうではなく教員自身が成長でき、やる気が出るような新しいシステムが日本には必要です。そのシステムを作るのが役所担当者の役割なわけです。だから、役所の担当者が教育現場に立って経験を積む必要があるのです。

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