高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

学生が貧困スパイラルに巻き込まれないためには(1)

日本の派遣会社の数は海外に比べてダントツに多いそうです。通訳やプログラマーなどの専門技術者を扱わないような派遣会社は、極端な話、奴隷をいいように使って儲けるような商売ですから、やっていることはヤクザとそんなに変わらないのじゃないかと思います。一方企業側が派遣社員を多く使う理由は、当たり前ですがそのほうが儲かるからです。忙しいときだけ雇え、忙しくないときは切り捨てることができるので、どう考えても正社員を多く雇うより儲かります。一方派遣社員として働く側のメリットとしては、手っ取り早く仕事にありつけることと、責任が重くなく気軽さがあることです。デメリットとしては、収入が不安定で社会保障面で不利であることが多いという点です。場合によっては今月1週間しか仕事がないと言われれば、1週間分の給料しか出ないという世界ですから、生活水準が上がる見込みは少ないと言えます。

 日本人は海外から見たらとにかく面倒くさがりだそうです。そしてまじめすぎる気質から、競争が激化し、薄利多売となります。そうするとますます利益が落ちるため、人件費を抑えようと、派遣社員やアルバイトを多く使うようになります。この負のスパイラルによって日本での貧困が加速しているのです。

 この部分が外国人にはわからない日本の大きな闇でしょう。派遣の気軽さをあえて選ぶ世捨て人のような人も多いですが、そんな社会に未来はあるのか本当に疑問です。これは政治も絡んでくる問題であり、簡単ではないですが、少なくとも学生の皆さんがこの負のスパイラルに巻き込まれないためにどうすればいいかを考えていきたいと思います。

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