高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

生徒・部下を叱りたくなるときほどユーモアで返せ

 教師とは裏切られ続けるものです。苦労をして様々な授業の準備をしても生徒はなかなか努力をしようとしませんから。いったい自分の苦労は何だったんだと思うことがほとんどでしょう。そんなことが続くとつい生徒を叱りたくもなります。

 しかしそこで生徒を責めるようであれば教師の負けです。前述した通り叱られることがやる気を出す動機には到底ならないからです。欧米では日本で言う根性論的な、非合理な指導はしません。何故結果が出ないのか、何故やる気を出さないのか、生徒を冷静に分析して指摘をしていきます。もちろん自分の指導の何がいけなかったのか、教材の何がいけなかったのか、合理的に考えていくことも大事でしょう。

 叱らないまでも、教師のイライラした念を出されるもの生徒としては本当にうざいです。「何でこいつはできないんだ?」「何でこんなことが分からないんだ」という念は当然表情や行動に出ますので、それも本当に生徒のやる気を削ぎます。私が生徒であれば、「結局こいつは教える気がない」「指導の仕方を工夫する気がない」と思いますし、神経質な子の場合は「結局自分たちはダメ人間なんだ」と自信をなくします。

 したがって叱りたくなるときほど、ユーモアを交えて諭す器の大きさが教師には必要です。私の場合、最近では生徒が宿題をやってこなくても叱るようなことは全くなくなりました。宿題をやってこなければ授業で宿題の範囲からやればいいだけですし、そんなことを叱らなくてもみんなテストである程度結果を出してきていますので、感情的に叱るなんてほぼ無意味なんです。

 教師に限らず、上司が部下を指導する場合においても、叱責するような指導はほとんどの場合うまく行きません。私もかつては会社勤めの社会人で、そんな上司も数多く、本当に嫌な思いをしてきました。叱られて仕事ができるようになったかというと、むしろ逆でした。常にびくびくするようになり、それで判断力が鈍って再び失敗をするという悪循環に陥ったのです。

 とにかく叱責する指導というのは、時と場合にもよるでしょうが、多くの場合は逆効果であり、それを主とする指導というのは時代遅れです。これからは欧米のような冷静で合理的な指導法が日本には必要です。

 

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