高校生だったころはまるでちんぷんかんぷんだった高校物理を大人になってから勉強しなおして、やっぱりちんぷんかんという分野が電磁気の単位体系です。ですから納得できるレベルに達するまでに死ぬほど苦労しました。その苦労の過程は「導出物理」にすべてまとめましたので是非ご覧ください。
教科書を読んで何故わからなかったかというと、一つは電気と磁気の世界の対称性を述べていないというのが大きな理由の1つでした。例えば「磁束」という概念が出てくるのに教科書では「電束」という概念が出てきません。また「電荷」という言葉が出てくるのに「磁荷」という言葉が出てきません。
電磁気の世界では電気と磁気が数式も含めて対称性を持つように定義されいるわけですが、高校物理ではその解説がまるでないのです。ですからいろいろな定義や公式が出るたびに混乱してしまうのです。「導出物理」ではその対称性をきっちりまとめましたので、相当理解が進むのではと思います。大学生も電磁気の初歩で混乱している人は是非読んでいただきたい内容です。