高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

これが私の考える最上級のバカ高校教師

 生徒の学校の定期テストの成績については必ず聞くようにしていますが、平均点が30~40点というのは本当によくあることです。一体教師は何をどう教えているのか、本当に疑問です。

 高校教師がつくった定期テスト問題もよく見ますが、これで教師の質がよく見えます。まず私の考える最上級のバカ教師とは、定期テストなのに難問、奇問、入試問題を多く配置するような人です。その理由は、生徒からしてみると「あの先生の作った問題はいくら勉強しても点数は取れない」と思うようになり、生徒のやる気を削ぎ、その教科自体を嫌いにさせるからです。

 次に許せないのが、定期テスト前に、どの問題をどれだけ解けば点数がとれるかということを具体的に指示しない人です。これではそもそも勉強のしようがありません。生徒は1つの科目だけの勉強をしているわけではありません。様々な科目の対策をしなければならないのです。ですからその負担を減らしてあげるのは教師として当然のことです。それは生徒のためにならないと考える人もいるかもしれませんが、生徒がやる気をなくしたら、その時点で終わりなのです。そんなことは一切思う必要はなく、生徒がやる気を出すように全神経を集中されればいいだけの話です。それが教師の役割です。