「導出物理」出版の動機
高校生の当時はアットホームな個人塾で数学と英語を習っていました。それで数学と英語の成績はそこそこ上がっていました。残念だったことはその塾は物理を教えてくれなかったことです。おかげで物理の成績はまるでだめでした。いろいろな参考書にも手を出しましたがピンと来るものは一つもなく、問題集をやってもすぐに挫折しました。
浪人してからは大手予備校に通い、今では著書も多い〇本先生や〇原先生の授業を受けていましたがまるで成績は上がりませんでした。何故成績が上がらなかったのか、教える側になった今ならよくわかるのですが、当時は誰もそのことを教えてはもらえませんでした。その原因については、おいおい述べてはいきますが、物理の点数が全く取れず大学受験にことごとく失敗したため、物理の教育、教科書や参考書、問題集、そして教師や講師に対して激しい恨みが今でもあります。その恨みこそが「導出物理」を出版した動機です。
物理が全く苦手な私が大人になって勉強しなおして執筆しましたので出来上がるまでに膨大な時間を費やしました。そして予備校に通わなくても独学で大学受験に対応できるものになりましたので、この教材に出会った方は本当に幸運です。私の失敗や理解できなかった苦しみ、解けなかった屈辱をほとんど回避できるわけですから。
もう予備校で物理を習う必要はないと思います。予備校以上で習う情報はすでに載せていますので、予備校に通う時間とお金はもう必要ないのです。