高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

こんな人は医者を目指すな

医者以外にも、歯科医、看護師、獣医師などの、医療関係を目指す人に申し上げます。以下の内容に当てはまるか考えてみてください。

 

1.生物、生命に神秘を感じない

2.ケアレスミスが多く集中力がない

3.徹夜するだけの体力がない

.記憶力が悪い、または、大量のことを記憶することが苦手

5.倫理観、道徳心に欠ける

 

1つでも当てはまるようでしたら、私は不適格と考えます。適性がない人が医者や歯医者になると社会にとって有害です。安定や地位を求めて医者を目指す人もいるでしょうが、本当によく考えていただきたいです。

 

まず、1ですが、生命に興味を持てない人が続けられるわけがありません。カエルの解剖程度で気持ち悪いとビビっている人はまず無理です。私の生徒で看護学部に行った女の子は、とにかく死体解剖が楽しみで仕方ないという子でした。このように生命に神秘を感じるような人でなければ、その後挫折することになるでしょう。とりあえず勉強ができるから、なんとなく医学部を目指している、なんていう人も本当に自分に適性があるのか、よく考えてほしいです。

 

次に2です。試験でケアレスミスが多く、それを直そうとすることが面倒であると思うような人は100%向いていません。とにかく確認することが面倒で、たぶん大丈夫だろうとすぐに自分を過信してしまうような人です。ある歯医者が、麻酔の濃度を間違えて注射したために、患者を死亡させたという事故がありましたが、これは「すみません」で済む話ではありません。

 ケアレスミスをするのは集中力がないことも原因です。集中力が最も必要となるのは外科手術ですが、これはちょっと間違えただけで人を死なせてしまうようなシビアな世界ですから、集中力がなく試験でケアレスミスを連発するような人は、まず外科医にはなれません。

 

次に3ですが、医者や看護師は夜勤が必ずあり、深夜に突然呼び出されることも多々あります。休みも不規則になります。ですから、それなりの体力と忍耐力がないとできません。医者は人を救うことに喜びを感じられるからこそ、自分の時間を犠牲にしてでも続けられるのです。ですから定期的に休みが欲しいとか、定期的に旅行をしたいとか言う生ぬるい人は、医者になった後、仕事の辛さで心を折られることになるでしょう。

 

次に4ですが、当たり前ですが、医学は覚えることが大量にあります。ですから高校の生物程度で、覚えることが多くて苦手だ、などと弱音を吐いているような人はまず向いていません。医学部では高校生物程度の分量なら半年でこなしていくようになるそうです。

 

次に5ですが、法令を遵守(じゅんしゅ)することができなかったり、生命の尊厳に対する普遍的な常識がない人は医者として不適格です。この前千葉大医学生数人がレイプ事件を起こして退学になりましたが、このように自制心も社会常識もないような人は論外であり、生命倫理について議論できないような人も、ルールを守れないような人も向いていません。 

 その医学生のように、勉強ができても精神年齢が低いのは、ある程度の理不尽、屈辱、挫折の経験が少ないからです。親の躾(しつけ)が生ぬるかったり、小学から高校まで私立で、平穏な生活が続くとこうなったりします。人から嫌な思いをさせられる経験があるからこそ、人の痛みが想像できるようになり、自制心が生まれます。ですから、裕福で快適な家庭環境で育った人ほど、医者としての適性があるかどうかを厳しく見極める必要があります。

 

  医者は患者と向き合うことから始まり、患者の意志をくみ取る能力が必要であり、学力とともに人間力が必要です。ですから人とのかかわりを避けてきたような人は向いていないですし、精神年齢が低く社会常識がない人もダメです。何より自己犠牲をいとわず、人を助けることに喜びを感じられ、どもまでも自分の判断に疑いを持てるような謙虚さがある人が、医者としての適性があります。

 

 私の地元のある病院で、大学病院から出向していた先生がいたのですが、その先生はとにかく評判が悪かったです。大学病院に勤めるくらいなので、優秀は優秀なのでしょうが、患者の話をあまり聴かず、自分の診断が絶対的に正しいと思い込んでいるような人だと聞きました。私の知り合いは、鼻の異常でその先生の診断を受け、原因は太りすぎだと言って、ろくに治療してくれなかったといいます。しかし別の小さな病院で診てもらうと、全く別の診断となり、しっかり治療もしてくれて、症状も改善したといいます。

 学力があっても人間力が欠けていると、いかに社会の害となるか、これからもよくわかると思います。

  

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