高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

予備校の講義で本当に物理の成績は上がるか?

 初歩の問題も自力で解けないのに、それを予備校に通って解決しようとするのははっきり言って不可能です。予備校の先生は問題を詳しく解説してくれるだけで、一人一人にどの問題をどこまで練習しなさい、というアドバイスはくれないし、問題でつまずいたときに、すぐにアドバイスはしてくれません。何度も言いますが、基本問題を反復練習すること以外で物理の初歩を身につけることは不可能です。

 ですから初歩の問題を解くレベルに達していないのなら、まず「導出物理」をやってください。導出物理はほとんど初歩的な問題しか掲載していません。掲載している問題が短時間で解けないのなら、予備校の先生の解説もピンときませんし、入試問題を解くレベルに達することは不可能です。

 逆に導出物理の問題をおおむね短時間で解けるようになれば、国立難関大学など一部を除けば、センターや赤本の練習ができるようになります。つまり予備校などに通わなくても自分で受験対策ができるようになるのです。(難関大学志望の場合は、導出物理を完成させた後、割と基本的な入試問題集をやってから赤本に着手したほうがいいでしょう)

 ただどうしても苦手な場合は、予備校ではなく個別指導塾に通い(もしくは家庭教師をつけて)演習中心の授業をしてもらうことをおすすめします。この方がはるかに効果があります。もちろん少人数制の予備校ならいいと思います。計算の仕方や解き方を個別に指導してくれる可能性があるからです。

 

高校物理教材  導出物理の詳細はこちら