高校物理・数学成績アップ術

微風出版「導出物理」の著者による物理・数学の学習戦略ブログ

教育問題

残念な高校教師が実施する残念な定期テスト

教育とは国力の根幹を成している。 従って学生が勉強をする意欲をなくせば国力は当然下がる。 にもかかわらず、高校教師の中にはその意欲を無意識のうちに削いでいる方々が多いように感じる。 その一つが、定期テスト。私はよく高校教師が作った定期テスト問…

大学入学共通テストにもの申す(2)

次に民間の英語試験について申し上げます。 文科省はまずこのこと自体が論理破綻していることを理解すべきです。 民間でできないことをやるのが国や自治体の役目。それを民間に丸投げするというのは完全に論理破綻しています。 そもそも何故民間試験を利用す…

大学入学共通テストにもの申す(1)

文部科学省の皆さんは以下必ず留意ください。 国主導で行う試験をやる意味とは何か。それは民間で補えないもの、民間で補おうとするとコストが大幅にかかるものは税金を使ってやるべきでしょう。原点はここですよね。ここを忘れていろいろやろうとするからお…

公式を導出してそもそも問題が解けるようになるのか?

導出物理がタイトルの通り導出をテーマにした理由はいくつかあります。最初にその点について述べたいと思います。 (1) 市販の教材に公式の導出を高校生でも理解できるように書いている参考書が存在しない。 ネットを検索していると、「ちゃんと導出をしてい…

人を判断する材料はその人の〇〇しかない

知能指数が異常に高い人たちの集まりであるメンサは有名ですよね。この会員の中には社会になじめず孤立してしまっている人もいるそう。簡単に言えば頭が良すぎて周りからは変人扱いされてしまっているのです。自分がどのように周りから映っているのかという…

巷の勉強法商材に注意しよう

現代の脳科学の研究では、ほぼ5歳くらいで脳の性能が決まってしまうというのが常識です。車で言えば排気量やエンジンの性能が決まってしまうということです。ですから、私も指導法や教材を相当研究しても、中学生であればワンランク上の高校に入れることが精…

何故若い人はすぐに仕事をやめてしまうのか

最近の若い人はちょっと叱られただけですぐにやめてしまうと、ぼやく人も多いことはご存知かと思います。それは何故なのかということをここでご説明しておきます。 実は私もどちらかというとすぐに仕事をやめてきたタイプです。そして同様の人と話す中で共通…

反転授業には致命的な欠点がある

アメリカの高校で広がりつつある反転授業。これは自宅のネット環境で動画授業を受け、学校に行って自習や宿題をし、先生の個別指導を受けるというもの。この広がりは日本のように個別指導を受けることが結果に反映するということに気が付き始めた結果でしょ…

プログラミング技術の必要性

学校教育ではコンピュータープログラミングの授業が始まりつつありますが、これからはAI(人工知能)が欠かせない時代になってくるので当たり前だと思います。少子高齢化の中、少人数でたくさんの高齢者を支えるためには、徹底的な合理化をはかる必要があり…

出版の非情な現実

私が特に良いと思っていた数学の問題集に正高社という会社の「タイプ分けによる数学シリーズ」というのがあります。高校時代は塾で数学を習い、数学だけは成績がよく上がったのですが、この問題集を見たとき、塾でよく解いていたような問題ばかり出ていたの…

暴力を振るう部活顧問は指導力ゼロ

部活に限らず、スポーツの世界で未だに暴力行為が取り沙汰されます。全く時代遅れの人がいるものです。 ある高校のサッカー部では、顧問がほとんど指導することなく全国大会で優勝したります。その顧問がやったことは、少しの指示を与えるだけで、練習メニュ…

核融合発電ができれば戦争は激減する

物理の教材を作っていて日々思うことがあります。水素を利用した核融合発電ができるようになれば戦争はほとんどなくなると。これは国立の研究所や大学で盛んに研究されています。民間企業では浜松ホトニクスなんかが盛んに研究しています。水素は水という形…

素人教員と素人役所職員のおかげで日本経済は世界に負ける

小中学校・高校の教員は教育については素人ではないが、社会人としては素人です。その証拠にほとんどの学校教員は大学を出た後、民間での社会経験を積むことなく、教員として採用されています。果たして民間での社会経験がほぼない人の教育を受けて、いい社…

文系寄りの数学カリキュラムが理系離れを生んでいる

物理の最初に習うのが速度や加速度です。これは高1または高2の最初に習うようになっています。一方で高校数学では、速度や加速度の概念は高3の中盤くらいで習うようになっています。本当にバカなカリキュラムです。 これは微積が絡んでくるのでそうせざる…